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−−−帰さない・・・−−− 鬼太郎の纏う妖気に闇が潜む。 「鬼太郎・・・?」 ネコ娘に名を呼ばれ、鬼太郎はいつもの笑顔を作った。 「ほら・・・また雪が酷くなってきたよ」 鬼太郎に促されネコ娘が窓から外を見ると 既に雪は吹雪となっていた。 一寸先も見えない真白な世界・・・ 「これじゃ当分帰れないよねぇ・・・」 鬼太郎が口元に薄い笑みを浮かべる。 「・・・うん・・・そうだね・・・私、お茶煎れて・・・」 ネコ娘の言葉が終らぬうちに、鬼太郎が彼女の身体を引き寄せ 唇を重ねた。 半ば強引にネコ娘の唇を割り、自分の舌を猫族独特のザラリとした舌に 絡ませると、腕の中でネコ娘の身体がピクリと跳ね強張るのが分かる。 唇を離すと、ネコ娘はいつものように 戸惑っているのか、怒っているのか判らない顔で 頬を真赤に染めている。 「ねぇ?ネコ娘・・・ボクに教えてよ・・・」 「えっ?何を?」 「森で見た二人が、何をしてたのか詳しくさ・・・」 「ニャッ!!」 ネコ娘の瞳が縦にキュッと伸び、より一層真赤になって 離れようとするが、鬼太郎は逃がさないとばかりに強く抱きしめた。 「知らない!!鬼太郎のバカァ!!」 そう言って怒りながらも、ネコ娘の脳裏には 先程見た二人の行為がまざまざと甦る。 −−−イヤッ!!消えて!!−−− ネコ娘が恥じらい泣き出しそうな顔で何度も首を横に振る姿は 鬼太郎の嗜虐心を煽るが、ネコ娘がそのことに気付く筈もない。 鬼太郎が彼女の少し尖った耳に顔を近づけ 優しく囁いた。 「説明するのが恥かしいなら・・・そうだねぇ・・・ ネコ娘の身体で教えてくれてもいいんだけど・・・ ねぇ、どっちにする?」 ネコ娘にどちらかなど選べる筈もなく ただ真赤になって唸るしかない。 そんなネコ娘に鬼太郎はクスクス笑うと、もう一度唇を重ねた。 鼻で息を吸い込むと、彼女の甘い香りが鬼太郎の身体を駆け巡り 一処に熱が籠る。 ネコ娘の服を一枚一枚と脱がしながら、鬼太郎は苦笑した。 ずっと、女の衣服を脱がせるなど、面倒なことだと感じていたし たまに少しばかり手を貸しても、そのことに特別な感情などなかった。 ただ、溜まった熱を吐き出せればそれで良かった。 だが・・・相手がネコ娘だと全く違うのだ。 何度身を重ねても、初めての時の様に胸が高鳴り 次に続く行為を期待させ、ゾクゾクする程の熱がこの身を駆け巡る。 彼女の全てに自分を刻み込み、決して己から離れぬようにしてやろう・・・ そう思っているのに、まるで逆だ。 自分がネコ娘無しではいられないのだ・・・ 鬼太郎は彼女を抱き上げると自分の寝床に降ろした。 今はもう彼女の身は、秘所を隠す小さな布きれさえも纏ってはいない。 鬼太郎がネコ娘の手を取り、自分の着ているちゃんちゃんこを握らせ 「今度はネコ娘・・・キミの番だよ・・・」 と、囁いた。 ネコ娘は許しを請う様に潤んだ瞳で鬼太郎を見るが その隻眼は許してくれそうもない。 意を決してちゃんちゃんこを脱がせ、学童服の上着のボタンを 一つ一つ外していく。 パサッ・・・ 音をたて、上着が落とされた。 次は学童服のズボンだが、ネコ娘は真赤になって 顔を逸らしたまま動かない。 鬼太郎は再び彼女の手を取り、己のズボンに導く。 ネコ娘はギュッと目を閉じ、小さく唸りながら ノロノロとズボンを脱がせ、下着の紐を解いた。 そして、ゆっくりと下着を下ろそうとするが 何かに邪魔されて下ろす事が出来ない。 鬼太郎が自分をからかう為に下着を押さえているのだと思ったネコ娘は 思い切って目を開けた。 次へ→ 閉じてお戻りください |